- リビング前につるバラを絡ませるためのパーゴラを制作。鉄のフレームに木材を組み合わせています。手前の縦貼りフェンスは、既存のウッドデッキを解体・再利用したもの。
- ウッドフェンスと縁台デッキの間は、石貼りテラス。フェンスの高さは、街並みの決まりに合わせて1mとしました。
- 玄関側から、飛び石に導かれてテラスへ。手前のアーチは既存のものを移動しました。
- 手前の鉄アーチも既存のものを移動。つる植物をたくさん育てられています。緑の雨水タンクは、一時期、水道水の備蓄用としても活躍したそうです。
- 可愛い縁台デッキの前は、諏訪鉄平石の石貼りテラス。あえて渋い色の石を使うことで、緑や花色が映えます。
- 和室前のベンチスペースから、パーゴラまでの景色。
- リビング前の日当たりのよいお庭に、バラやクレマチスがたくさん植わっていました。
- ガーデンデザインイメージ
STORY
築数年のお宅に住むガーデニング好きご家族の、花いっぱいのお庭をリニューアル。バラを移植するため、冬の適期を考えて早めにご相談いただきました。
K様の日当たりのよい小庭では、もともとつるバラやクレマチスがたくさん育てられていました。今回、ポイントとなる「鉄と木を組み合わせたパーゴラ」をリビング前につくり、つるバラを這わせることに。既存の小さいアーチは、お庭の別の部分に移設しました。
既存の芝生は日当たりのよい部分だけ残し、残りは石貼りテラス・化粧砂利とすることで、お手入れも楽に。
ご家族でつくられていた花壇のレンガを再利用し、カーブを描くラインにしました。
リビング前にウッドデッキもありましたが、中途半端な大きさであり傷み始めていたため、思い切って縁台サイズにつくり替える事に。ここに腰掛けて、お茶を楽しめるようにしました。解体したデッキは、傷んだ部分をカットし、きれいにしてフェンスとして再利用。コストを抑え、ごみも減らせました。
そのほか、立水栓・植栽もリニューアル。和室前ははきだし窓から降りることはないので、ベンチを設置して、ヤマボウシの枝越しにお庭を眺められるようにしました。
雨どいから取水する雨水タンクも設置。小さなエコを積み重ねるお庭づくりになりました。
つるバラが満開の時期は、道行く人々も立ちどまることでしょう。