こんにちは!埼玉県さいたま市 「小庭カフェ」テラス木蓮デザイナーの泉真帆です。
3月はじめ、まだ肌寒いけれど青空の見える初春。
「都心の舟めぐり」ツアーに参加してきました。
(東京の水辺環境を考える一般向けの催しでした。)
「都心だし、そんなに水がきれいとはいえないだろうけど、水面からのローアングルで’すっごい都会の立体交差’とかを眺めてみたい!」
という、やや邪(?)な動機で、朝から都内へ。
↓発着点の「日本橋船着場」。地下鉄三越前駅のすぐ近くです。いやぁー、都会!
日本橋川は、首都高の高架が屋根になって、ほとんど青空が見えない川なんですね・・・。この地点はやっと半分空がのぞきます。
用地買収が不要な「川」を使っていっきに完成させたため、こんなふうになったそうで、
この高架を撤去して青空のある水辺環境を・・・という運動もずっとあるそうです。
このへんの川の流れは江戸城お堀の一部だったため、一部を日本橋川から見ることができます。
工事を担当(させられた)藩の印が石に刻んであったりします。
これらは伊豆の石なんだそうです!カッコイイ・・・。
古い石橋もそうですが、古いものだけに宿る「色気」っていうものがあって、
いくらおしゃれで新しいデザインをしてもかなわないものだなぁと。
新しいものを作るときも、これだけ歴史ある年なので、古いものをつないでいくことの重要性は大きいですね。
震災で被害を受けた石橋を修理したりもされていました。
(とにかく、川沿いの工事現場はとても多かったです!)
洪水対策で、このような「分水路」が何カ所か設けられてます。
文字通り、あふれる水を分けて流す わけですね。
・・・都会の!秘境探検~!!
(入口だけ入って見せてくれました。中まで進んでみたい・・・真っ暗だそうです)
神田川へ入りました。中央線と並行して進みます。
むかって左側はもともと台地だったところを、短期間で削って川を通したところだそうです。
日本橋川とちがって青空が見え、緑化されていて、景色がガラッと変わります。
治水がままならないことと水質悪化から、いちどは見放されていた都心の水辺。
しかしこれらが改善されてきたことによって、再びリバーサイドを「ひとの楽しめる場」にという動きが芽生えているそうです。
川に向かってひらけたカフェなどができはじめています。(旧万世橋駅)
水門がみえます。いざという時にはこれを閉めることができるので、奥の小さい川は防潮堤が低くて済むそうです。「すっごい立体交差」も見えます!!
ふたたび日本橋川へ戻ってきました~。川入口の最初の橋は、デザインに凝るものなんだそうです。
いやー、とてもたくさんの種類の橋を見ることができたし、石垣も見られたし、「すっごい都会の立体交差を水辺から見る」こともできたし、とっても楽しかったです!
(いつか分水路にボートで入ってみたい・・・)
水質や設備のメンテナンス、緑化、などなど課題ももちろんたくさんあるのですが、
古いものを残しつつ、無理のない緑化をしつつ、ある意味カオスなすごい構造物も一種のみどころとして一部は活かしつつ、
これから人口減少の局面で、構造物を増やすのではなくて、できるだけ知恵を書けてコストをかけない方法で改善できたらいいなと。
(いち埼玉県民のただの感想なんですが・・・)
まずは水辺に親しむ人、機会を増やすことだと思いました。
水路で通勤とかしてみたいです~。