土と植物の根・土壌環境を学びに行きました(本当に大事なものは目には見えない!)

こんにちは、テラス木蓮 泉です。

お庭作りでは植物が健康に育つことがなんといっても大事で、そのためには普段目に見えない「土の中」の環境がとても大事。
最近は住宅の敷地がどんどん狭くなり、道路と境界ブロックに囲まれ、どうしても水はけが悪くなりがちです。

そんな中でも、そんな中だからこそ、植物を植えて育てたい。緑は見て癒され、生き物の住処になり、さらに根を張ることで土の中に空気や水を通す力もあるからです。(ニワトリが先かタマゴが先か、みたいですが)

そんなわけで、土壌の環境をよくするために学びの場に参加してきました。
※以下は、私が参加して受け取った内容ですので、先生の意図とは違っていたりすることもあるかもしれません。

1.水はけの悪い庭を改善する
「大地の再生講座in中央園芸」2017.10.21
↑中央園芸さんのブログ、必見です!

大地の再生講座は、去年も参加させていただいた講座です。

今回は中央園芸の押田さんが講師でした。
「大地の再生講座」は日本中で開催されており、中央園芸ではそれを庭園に応用した作例を積み重ねていらっしゃいます。

実際に水脈整備(水はけ改善)して完成したお庭を拝見し、雨が降り続いた10月にもかかわらず排水ができていることを実感。
植栽スペースを盛り上げて、周囲の溝に水が通るようにします。

そのあとは水脈整備の実習(※雨は本降り)
まず浅く素掘りをし、

底穴(縦穴)を掘り、

炭を薄く撒き、

排水管を入れ、

剪定枝を水路に入れていきます(入れ方は、自然に落ちた枝が川に流されるように)

最後に土をふわっとかけます。(完全にふさがない)

通常の排水工事では排水管を入れて周囲を砂利で囲むと思いますが、それだけだとどうしても数年後に泥が詰まってしまう。
枝を入れることで適度に水と空気の通り道ができます。枝葉はゆっくり分解されていきますが、その間に周囲から植栽の根が伸びてくることで地中環境が維持されます。その時間差の確保がポイントだそうです。
植物の力はすごい。地上だけでなく地下でもすごく仕事してます。

その他、今回は「風の剪定」「風の草刈り」「移植」についても体験がありました。
ノコギリガマを使った剪定は従来の方法と全く違うように感じますが、手段や見方は異なるものの本質(木の生長を読み、枝葉の密度を適度に下げて風と光を通す)は近いものなのだと思います。

2.東京農大オープンカレッジ 2017.11.11

農業や園芸のために土の測定をする基本について学びました。オープンカレッジは一般の人誰でも参加することができます。
園芸や家庭菜園に取り組む人が聴講しているようでした。

土壌の測定では、PH(酸性度)とEC(電気伝導度、窒素分が入っているかどうか)が一番基本になります。
私もPh/EC計を持ってはいるのですが、今一つちゃんと測ったり活用できていませんでした。「正しく測る」意味のあるデータを得ることは意外と難しいものです。

レクチャーの後、それぞれが持参した土100gを、簡易測定用試験紙(みどりくん)&分析器の両方でPHを測りました。
みどりくんを使うと測定が簡単で、結果も分析器とほぼ同じでした。
私の結果は、PH7ちょっと、ECは完全にピンクですごく高いです。

じつは…測ったのは「庭土」ではなくて「庭土+落ち葉や野菜くずを混ぜたコンポスト」でした。先生に「これは土じゃなくて肥料だねー」と言われました。当たり前ですが窒素分をたっぷり含んでいるとのことで、このままでは濃すぎて用土としては使えません。普通に肥料として土に混ぜて使うとGood!
(なお、本来は肥料は別の方法で測定します。あくまで土の測定方法です)

有機質は窒素分が少なくてリンが高いものが多いそうで、リンは土の浅い所にずっと留まってしまい土壌バランスを崩しやすいとのこと。
その中で台所ごみは内容がバラエティ豊かで、土に埋めておくとかなり良い資材になるそうです。実際うちのコンポストも窒素分が多く含まれていましたし、捨てるのはもったいない!

なお、PHは6-6.5が植物にとって良いそうです。7(中性)よりやや酸性寄りがいいのですね(例外はあります)。
測定無しでむやみに石灰をまいたりするのは控えるべきです。

簡易土壌診断キット「みどりくん」について
ネットショップで購入できますので、さっそく注文しました。

感覚だけでなく客観的な測定も併せて、庭の「土の中」をよりよい環境にしていきたいです!

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